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大将の昔ばなし
ご存知!当店の名物大将・森山日出一が日々の思いを包み隠さずありのままに語った過去の日記。大将の人となりに触れれますよ。
2002/6/30   『 ラーメン 万歳 』
どうも、「こんにちは」いや「今晩は」かな?
ホームページ上では大変ご無沙汰してました。
皆さんお元気ですか?

今回よりお贈りするこのコーナー 「日出一のラーメンうんちく」
私がこの世の食べ物で特にこよなく愛するラーメンにまつわる物語を私流の視点で皆さんに知っていただこうという企画!
企画倒れにならないように頑張りますんで 応援宜しくお願いします。
また皆さんのご意見・ご希望等ございましたらどんどんお寄せ下さい。

まず第一回の今回は 「ラーメン馬鹿」
私の好きな言葉の 「人は馬鹿ほど愛される」 というのがある。
無我夢中で走りつづけた11年間、自分の思いの通じないお客さんとはケンカまでしてきた。
命を賭けて作ったスープ、合う合わないは仕方ないと思う。
合わなくても粗末にする事は許さない。
お客さんにそれだけの物を要求する限りは、当然従業員にはもっと厳しい。
うちのスープは、60センチほどある鉄の釜で豚の頭の骨だけを強火で長時間炊き込んで出来る物。その間一つの釜に対して7分おきに工事で使うようなショベルで釜の底からかき回す。釜は店舗によっては4台ほど有りフル稼働中。要は休みなしに24時間かき回しつづけないと出来ないんです。
ちょっと目を離すと、「あたり」といって底の部分が焦げて釜一杯が全て使いものにならなくなるんです。
人から合理化とか自動化とかって言われるんだけど、 頭では判ってんだけど何かが違うんだな。
馬鹿は馬鹿なりに身体動かして汗かいて最高の物を作ってそれをお客さんに食べてもらって 「美味しかった」 この一言なんだよね。
何か知らん間にスープ出来ちゃって、麺を茹でて「はいどうぞ」ってのは、僕には出来ない。
人の店は人の店、 魁龍は魁龍のやり方があっていいと思う。

最近同じようなラーメン馬鹿の素敵な面々とよく会って話をする機会に恵まれる。
世の中には、ホント凄いなって人がいっぱいいるよね。
みんな恐くなるほど真剣な目をして、すごく単純な事をディスカッションするのよ。
でも、単純だとかって事が大切な事がいっぱいあるんだよね。
皆そこそこいい年なんだけど、日本地図をまたぐ位の気持ちであっちこっちと精力的に動いてる。
僕もここ最近は負けてないけどね。
でもいくつになっても熱くなれる物、僕流に言うと馬鹿になれる物があるっていいよね。

ここ最近テレビなんかにもよく出してもらって、ホント感謝してます。
あまり詳しい話はまだ出来ないんだけど、今日現在もテレビの撮影中。
テレビ東京系の 「愛の貧乏脱出大作戦」
あるご家族が来られて現在修行中。
事情だとか、環境だとかいろんな問題はみんなあると思うのよ。
この撮影を通してもう一度自分自身も修行するつもりで何とかできたらと思ってます。
やっぱね、 「馬鹿になれって」
ホントそう思う。人生のうちのある一定期間じゃない、それくらい集中する時期があってもいいよね。

今回はこの辺で・・・
ラーメン万歳!
 
 
 
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