久留米ラーメン　魁龍：魁龍広場 -大将の昔ばなし-【2001/5/20　逢いたい　ラーメン】

魁龍通信

大将の昔ばなし

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ご存知！当店の名物大将・森山日出一が日々の思いを包み隠さずありのままに語った過去の日記。大将の人となりに触れれますよ。

2001/5/20　　　『逢いたい　ラーメン』

皆さん、大変ご無沙汰いたしておりました。

激動の１年に成るべくの年の始まりで、あっという間にもう５月も半ばを過ぎてしまいました。
もう夏かと思うほどの陽気で、厨房の中は真夏状態！
さあ、激動のこの３ヶ月綴っていきましょうか。
まず最初は魁龍の第２号店、 魁龍　博多本店 の新規開店。
本当に、皆様のお陰だと感謝の念で絶えません。
店舗開店に至って、お世話になった関係各位に対しまして、この場を借りまして
深く御礼申し上げます。有難うございました。

この花輪の数、半端じゃないでしょ！
まるでパチンコ屋さんの、新装開店みたい。ほんと有難いね・・・

博多本店開店にあたり、従業員の数も約倍になり責任の重さを痛感しています。
最近こそ、博多にも慣れ不便さは無くなったものの、オープン当初は買物や道すらわからず大変でした。

博多に来て、ひとつだけ悲しいことがある。
ラーメン好きの方ならご存知かと思いますが、博多ラーメン又は長浜ラーメンのお膝元。
必ずって言うほど、ラーメンを食べる前にスープが真っ赤になるほどの紅生姜 を入れちゃう！

あれじゃ、ホント悲しくなるよ・・・

置いてるんだから入れるのは好みだし、構わないんだけど

せめて初めて来た店、まずはそのままスープ飲んでもらいたいね・・・

もう二つ、替え玉はありません。
なぜなら、 久留米ラーメンだからです。

それと、簡単に ２４時間営業をすれば儲かるのにって言う人がいる。

このホームページを見てる人ならわかると思うけど、うちのスープは平常営業する分だけでも、時に徹夜して間に合わせる位なのにとてもじゃないけど無理！

２４時間やってる店がどうの言うつもりはない。

ただ自分の店は、平常営業の中で毎日燃え尽きるくらいの気持ちでやる以上そういう期待には添えない

スミマセン・・・

いい感じ・・・取り戻してきたよ・・・

なぁっ・・ぬあんと・・・
福岡ドームに、広告看板出しちゃいました！！！！！！

福岡ドームの３塁側中段に
緑の｢久留米ラーメン　魁龍｣看板

本来、色付の看板はダメらしいんだけど、関係者のご厚意により実現！
今では、何枚かはあるんだけどね・・・

イヤー嬉しいね・・・
僕は、ただのラーメン屋ですよ。
それが、すごーい会社なんかと肩並べて・・・

皆さん良かったら福岡ドームに行った時には見て頂戴！
TVでしか見れない方は、３塁側へのファールの時は必見！

それぐらい、嬉しい訳よ・・・

これの告知もしとかないとね・・・

遂にと言うか、夢かなってと言うか・・・

新横浜ラーメン博物館に
平成１３年７月１１日
「魁龍本店　ラーメン博物館店」
OPENが決定いたしました。

本当に皆さんの応援あっての事だと思います。
その中でも特に、一風堂の河原社長(親父)には大変お世話になりました。
有難うございます。これからも、もっとお世話してください・・・

でっ・・・最初は僕が行きます。
本当に命を賭けていくからね・・・
しかし博多開店で、スタッフも不足気味・・・

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やる気のある人で、特に福岡、横浜周辺の方いないかな？
過去は問いません！これからの人生を一緒に頑張り、一緒に夢を見て行こうと思えれば、合格です。
我こそはと思う方は、小倉店・福岡店の店長までTEL頂戴よ・・・

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嬉しいよね・・・
元々は、じぶんの親父がやってたラーメン屋
知らず知らずのうちに、覚えた知識。

それが今では、関東に進出するまでになった。
ほんと、死んだ親父に感謝するよ

ありがとう・・・

ラーメン博物館オープンに際し、魁龍の流れみたいなものを提出したんだけど・・・

もう、３５年も前の話。うちの母親も順序がばらばらでまとまらないから
僕がいつもこれを書く時に使ってる、カセットレコーダーを渡してばらばらでも良いから思いつくままに録音しなさいって。

ホント、辛かったんだろうし、大変だったと思う。
こそーっと、録音風景を見たときは、泣きながら喋ってた。

「ホント皆さんのお陰です」って・・・
そんな話を久留米ラーメンの老舗「大砲ラーメン」の大将　香月さんと話した時の事。

「森山、お前が俺たちの夢をかなえてくれ。俺たちが出来ることなら、何でも言ってくれ。」

魁龍本店のある北九州と久留米、距離にして約１００キロ
そんなところで創めた魁龍を、本場老舗の代表が言ってくれるなんて・・・
嬉しくて嬉しくて・・・

それもこれも、やっぱ親父凄かったんだなーって感じかな

みんなの期待のかかった関東進出。

大暴れして見せますよ！

ビビアンスー！

「何故君はそんなに可愛いの・・・」

テレビ西日本　毎週月曜　19:00～

テレビ西日本さんの番組で韓国に行って来た。
これも僕の昔からの夢で、いろんな人に僕の作ったラ－メンを食べてもらいたい！
そんな夢をかなえる企画で、行って来ました。

韓国には、日本のラーメンみたいなのは無いんだよね
例えて言うなら、にゅう麺に近いのかな

まずは麺！

これは、偶然にも紹介して頂いた会社で限りなく近いものをGET！
勿論、僕の為だけのオリジナル

それからスープ作りなんだけどこれがまた一大事！
うちのラーメンは、豚の頭の骨だけを使って作るんだけど韓国では、いつも店で使ってるような物が手に入らない。
頭の骨だけが欲しいんだけど、肉がついてる。
豚の顔ごと　こっち見てる

まずは、肉を削ぎ落とす事から始めたんだけど、日頃やり慣れてない事は大変！
半日以上かかって、終了。

ここで話しとかないと、いけない人がいる。

この取材の期間中、快く店の一角を貸して頂いた、シンさん
お爺チャンなんだけど、もうすごくいい方。
普通、現地コーディネ－ターの人がやってくれる案内なんかもして頂きました。
知らず知らずのうちに、自分の親父とダブって一緒に歩く時なんか、手をつないでた。
家族のお祝い事にもお招き頂き、まるで家族のように優しくして頂いた。

話は戻って、これからスープ作りの始まり。

いつもの釜とほとんど変らない、
鉄釜一杯に頭の骨を入れ、そこを焦がさないように強火で・・・
いつもと一緒の工事現場とかで使われる大きなスコップで鉄釜のそこからかき混ぜる。

今回のロケで一緒に行ってくれた、熊本のタレント“藤本一精”君も
まるで従業員の如く、お手伝いをしてくれる。

ようやく朝方になって、完成。

藤本君が町にチラシを配ってもらって、いざ開店！
１００杯のみの限定販売。 売れるかどうかもわからない。
ただここまで来たからには、１杯１杯心を込めて作るのみ。

お客さんの反応が気になる。

「美味しい」と言ってくれた
片言の韓国語でお礼を言う。

途中、トラブルはあったものの、 無事完売。
最後の１杯売れた時には嬉しくて嬉しくて・・・
藤本君が泣いちゃったからもう我慢できない！

しばし抱き合って、号泣・・・

約１週間の滞在中の苦労の結果が出て２人で大泣きしました。
自分のラーメンが、国境を越えて通用したことにホント感動しました。

実は、もう１杯分だけ残してました。
それは、今回温かく僕らを見守ってくれたシンさんへの１杯です。

物静かなシンさんが｢美味しい｣と言ってくれた時には、また泣いちゃいました。
横で番組をまとめようとする藤本君も泣いちゃって・・・

すごくいい経験をさせて頂いたと思います。
テレビ西日本のスタッフの皆さん、藤本君、そしてシンさん
本当にありがとうございました。

今後の魁龍の発展のばねにして行きたいと思います。

んで・・・ビビアンスー！？

アジバラ の２週に一度のゲストでした。
ほんと可愛かった・・・

いや蓮舫さんも綺麗でしたよ・・・

今月は、特盛でお送りいたしました。
次回、新横浜ラーメン博物館の出店までを書けると思います

ＳＥＥ　ＹＯＵ　・・・

森山今月の一言

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